ビジネスカジュアルとは
投稿日: 2023年03月22日
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4月から新しい職場に勤める人もいることでしょう。新しい職場に早くなじむために押さえておきたいことの一つがビジネスマナーです。ビジネスマナーにはいろいろなものがありますが、今回は服装、とくに「ビジネスカジュアル」について取り上げます。最近は、医療機関以外で働く医療職の方たちも増えてきているため、ポイントを知っておきましょう。
ビジネスカジュアルとは
かつては日本の企業は毎日スーツで仕事というのがあたり前でした。でも今は、スーツ(フォーマル)ではなく、普段は「ビジネスカジュアル」にしている職場が多くなりました。特に夏場は「クールビズ」と呼ばれるビジネスカジュアルが、節電の意味でも普及しています。いわば改まった場で着るスーツ(フォーマル)に対して、ふだんプライベートなシーンで着ているのは「カジュアル」といいます。カジュアルとは「気軽で寛いだ」という意味ですから、ビジネスカジュアルはフォーマルとカジュアルの中間というわけです。ビジネスシーンでも通用するカジュアルとでも言えるでしょう。
ビジネスカジュアルのポイント
男性の場合は、ノーネクタイでジャケットを羽織る、ジーンズはNG、シャツは襟のあるものをなど、比較的単純です。それにたいして女性はもっと複雑で、働く業界によってもさまざまです。ですから、自分の職場でどんな基準やNGがあるのかを確認することが大切ですが、オフィスで内勤なら、次のような基準が一般的です。
シンプルを心がける
派手になり過ぎないようにしましょう。凝り過ぎたデザインなども避けるのが無難です。ブラウス、ひざ丈のスカート、カーディガンなどが定番です。だからといって、堅苦しくなる必要はありません。
きちんとした感じ
堅苦しすぎないようにといっても、だらしないのはいけません。仕事場ですから「キチッと」している感じを与えることも大切です。そういう意味では、男性同様に、襟付きのブラウスやシャツというのも一つです。また、肌の露出も少ないものが無難でしょう。さらに、シルエットはピッチリしすぎず、ゆるっとしすぎず、自然なラインが無難でしょう。
色使いは派手にならないように
一般には派手だったり鮮やかすぎる原色やビビッドカラーは避けられます。グレー、ベージュ、黒、紺などが定番です。ただし、これだけだと印象が固すぎる場合は、パステルカラーなどをうまく取り入れたりすると柔らかくなるでしょう。
NGアイテム:デニム素材の服やサンダル、ミュール、ジャージ素材、レザー、パーカー、ショートパンツ、ミニスカートなど。デニム素材は作業着なのでオフィス向きではないこと、露出を控えること、ピクニック人でも行くようなファッションはNGです。
今回は、オフィス内勤を想定した一般的な基準をお伝えしましたが、最近は職場や業界ごとの差が大きく、オフィスの内勤でもデニムなどが可というところもあります。そのため、ビジネスマナーの基本を理解した上で、上司や先輩の服装を参考にしながら、服選びをしてみるとよいでしょう。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社Mocosuku社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン