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カロリーは低いけど・・・甘味料のメリット・デメリット

投稿日: 2022年10月03日

砂糖

砂糖の代わりに使われることの多い甘味料。いわゆる「ゼロカロリー」商品にも多く使われていますが、健康に害はないのでしょうか?
 

甘味料の種類

甘味料には大きく分けて「糖質系」と「非糖質系」があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
 

糖質系

糖質系は甘みを出すものとして昔から利用されていて、砂糖・ブドウ糖・オリゴ糖・果糖・水あめなどが代表的です。これらにはカロリーがあります。ただし、糖質系のうち「糖アルコール」と呼ばれる甘味料にはゼロカロリーのものがあります。
 
〇 糖アルコール
天然にも存在しますが合成することで大量生産できます。天然でも存在するため身体への影響は少ないと言われていますが、過剰摂取によりお腹が緩くなるなどの副作用があります。消化されにくいため低カロリーで、その中でもエリスリトールは100gあたり0.24kcalと最もカロリーが低く、これは「ゼロカロリー」と表示してよいと定められています。
 

非糖質系

非糖質系には「天然甘味料」と「人工甘味料」があり、どちらもゼロカロリーのものがあります。
 
〇 非糖質系天然甘味料
植物から抽出した自然の甘味料です。ステビアや甘草などがあります。ステビアは砂糖の100倍の甘みがあり、甘草は50~200倍の甘みがあります。
 
〇 非糖質系合成甘味料
人工的に合成された甘味料で、砂糖などでは出せない高度な甘みを出すことができます。アスパルテームやアセスルファムカリウム、スクラロースなどがあります。アスパルテームは砂糖の200倍の甘みがあります。アセスルファムカリウムは砂糖の200倍、スクラロースは砂糖の600倍の甘みがあり、両者は体内に吸収されません。
 

同じ「甘み」なのに、なぜゼロカロリーなの?

先にも示したように、それぞれの甘味料はその甘さの度合いが異なります。たとえば、アスパルテームは砂糖の200倍ほどの甘みですから、砂糖1gと同等の甘さを出すのにアスパルテームだと0.005gの使用で済みます。また、砂糖のカロリーは1gあたり4Kcalほどなので、アスパルテームで砂糖と同じ甘さを出す場合には0.02Kcalあればよいわけです。ほぼ0Kcalとなります。
また、甘味料の中には体内に吸収されないものがあります。つまり、体内でカロリーとして利用されないのでゼロカロリーといわれることもあるのです。
 

甘味料のメリット

甘味料を利用することには二つのメリットがあります。
 
カロリーが抑えられる
ヒトが生きるためにはエネルギー(カロリー)が必要です。しかし、過剰な分は脂肪として蓄えられ、肥満を引き起こすと生活習慣病などの要因になります。そこで、少量の甘味料を使用することによって余分なカロリーを抑えることができます。
 
血糖値の上昇が抑えられる
血液中の糖質の濃度を血糖値と言います。糖質を摂ると血糖値が上がるのは正常な反応ですが、血糖値の急上昇は身体に悪影響を及ぼします。ですから、甘味料のように吸収する糖質が少なければ血糖値の上昇を抑えることができます。
食品に利用されている甘味料は「食品添加物」としてその安全性が確かめられ、使用量が定められています。そのため、適正範囲で使用すればメリットをうまく活用することができます。
 

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甘味料のデメリット

一方で、次のようなデメリットもあります。
 
糖質の働きが得られない
糖質には「エネルギー源となる」「神経伝達をサポートする」「腸内細菌のエサになる」など健康に寄与する重要な働きがあります。ですから、甘味料以外にも糖質を摂っていれば問題ありませんが、甘味料の使用によって糖質を全く避けてしまうと、エネルギー不足による倦怠感やイライラ、ふるえ、腸内環境の悪化などにつながります。
 
過度な甘みへの慣れ
天然甘味料も人工甘味料も砂糖の数百倍という甘みがあります。製品としては薄められているものの、強い甘みを感じます。それなのにカロリーがゼロだということで、ついつい安心して摂りすぎてしまうことにつながり兼ねません。そうすると、甘みを感知する働きが鈍くなり、より強い甘みを欲するようになります。そしてやがてはどんどん強い甘いものに慣れてしまいます。つまりは、甘味料の過剰摂取につながってしまいます。
 
このようなデメリットが、本来、肥満や生活習慣病を予防する目的で利用するはずが、むしろそれらを助長してしまうのではという懸念にもなります。人工甘味料が肥満を引き起こすという研究報告も数多く出ていますから、気をつけて活用しましょう。
 
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社Mocosuku社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

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