健康にもよい効果があるチョコレート!美容にもおすすめの簡単レシピをご紹介
投稿日: 2024年02月13日
![チョコレート](https://www.kangoworks.com/knowledge/wp-content/uploads/2024/02/pixta_73702190_M-560x373.jpg)
バレンタインが近づいて、お店にもたくさんのチョコレートが並ぶようになってきましたね。チョコレートの意外な栄養、健康的な食べ方をみていきましょう。
チョコレートの栄養素
カカオ豆から作られるカカオマスをベースに、ココアバター、粉乳、砂糖などを原料にチョコレートは作られています。食べると太るとか、虫歯にならないかと心配かもしれませんが、実は主原料のカカオマスに含まれる栄養素は、健康にいい働きをしてくれます。代表的なものとして次にあげるような栄養があります。
カカオポリフェノール
コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防し、活性酸素を抑制することによる美肌効果などが期待できるほか、脳の活性化や便通改善が期待できます。
テオブロミン
大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高めます。また、自律神経を調整してリラックス効果も期待できます。
食物繊維
板チョコ1枚には約2gもの食物繊維が含まれています。便通が改善され、肥満防止や大腸ガン予防にも効果的です。
ビタミン・ミネラル類
ビタミンEやナイアシン、ビタミンB群などのビタミン類、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどのミネラルも含まれていています。
チョコレートって太るんじゃないの?と敬遠されがちですが、実はこのように、健康的な栄養成分がたっぷり詰まっています。ただし、問題は食べ過ぎです。厚生労働省では嗜好品の摂取カロリーの目安を、1日200kcal以内としています。たとえば、ミルクチョコ一枚(約50g)で279kcalですので、これだけで1日半分くらいになります。また、甘くておいしいチョコは魅力的ですが、健康的なチョコレートとしては、カカオ含有量が多い「ビターチョコレート」がおすすめです。とくにカカオ含有率70%以上のハイカカオチョコレートは、カカオの効能を存分に発揮してくれます。
ドライフルーツチョコレートの簡単レシピをご紹介
以上の点を押さえてもらったうえで、とっておきの簡単レシピをご紹介します。
ドライフルーツチョコレート(作りやすい分量…約3人分)
- りんご、あんず、キウイなどのドライフルーツ…100g
- ビターチョコレート…50g(板チョコ一枚)
- 1.ドライフルーツに熱湯をかけ、余分な水分をふきとり、棒状に切る
- 2.チョコレートを湯せんにかけ溶かし、1のドライフルーツの半分ほどまで浸し、バットに置き冷蔵庫で冷やし固めて完成
いろいろな果物で作れば、色もきれいで華やかになり、ふだんとは違ったバレンタインチョコになるでしょう。ドライフルーツは食物繊維が豊富で、便秘改善の効果も期待でき、噛みごたえがあるため満足度も高くなります。素敵なバレンタインデーになりますように。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら ゆうな)
保健師・看護師。株式会社Mocosuku社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当